明治学園は、その名のあらわすとおり、明治43年、安川敬一郎・松本健次郎両氏により「明治専門学校(現・九州工業大学)付属小学校]として創立されました。昭和22年に中学校を併設、昭和24年には、コングレガシオン・ド・ノートルダム修道会にその経営が移管されました。翌年、高等学校(女子)が新設され、以後、年を追って発展し、さらに平成4年からは高校に男子生徒を受け入れました。現在、学園は小学校、中学校、高等学校の三部門にわたる男女の一貫教育を実施する総合学園として、地域の方々に親しんでいただいております。

愛と真理の光あふれる道を歩んで

安川・松本両氏の時代の明治学園は、着想豊かな学習法や、工夫をこらした多彩な行事に富み、ユニークで国際的な校風と、柔軟な教育方針を持つ私学として、明治・大正・昭和の日本社会に有為な人材を送り出し、現在に至るまで、卒業生たちは母校を誇りとしています。

 昭和24年から57年間、明治学園の設置母体となっているコングレガシオン・ド・ノートルダムは、カナダのモントリオールで聖マルグリット・ブールジョワ(1620~1700)によって創立され、昭和7年以来日本で活動を続けているカトリックの教育修道会です。昭和24年の移管に当たり、当時のコングレガシオンのシスターたちは、安川時代に培われた知・徳・体・宗教性・社会性の全人教育の高い理想が、そのままカトリック教育の理念と基盤になりうることを確認して喜んだと記録されています。

その理念が、この学園の歴史において継承されていることの幸いを、私たちはかみしめています。難しい時代であるだけに、教職員一丸となって、神に愛された児童・生徒の一人ひとりのかけがえのない尊さをいつくしみ、謙虚で良心的な人間に育つよう寄与できることを願っています。